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遊んだゲームの感想なんかを書き残していこうかと思っています

「ダイイングライト プラチナエディション」紹介

『ダイイングライト』が超豪華版「プラチナエディション」としてNintendo Switchに登場

 

強者のみが生存できる残酷な世界で、己の答えを見つけ出せ!

「ダイイングライト プラチナエディション」とは、FPSオープンワールドゾンビサバイバルアクションゲームの傑作である。血みどろどろどろぶしゃーなゲームなので注意ね。当然R-18。国内ではスパチュンが販売担当。

Switch版はプラチナエディションとなり「ザ・フォロイング」を始めとした大型DLCから細々したものまでDLC全部入り。ちっこいDLCちまちま買うの嫌いな人間なのでこれは嬉しい。

オンライン協力マルチプレイに対応してるのも良いところで、僕は今回弟と一緒に楽しく遊びました。結論から言うと超盛り上がります。一緒にゾンビしばくのは楽しいんじゃ。

最序盤のクエスト「停電」をクリアでマルチ解禁なのでそこまでは一人で頑張ろう。あとラストバトルもシングルプレイ限定なのでそこも頑張ろう。

 

中東のとある都市「ハラン市」が舞台。ここでは人をゾンビ化させる「ハラン・ウイルス」が発生し、感染拡大を防ぐため外界からは完全に隔絶され、生存者達はいくつかのコミュニティを形成して極限の状況下で生活している。

GRE(世界救済活動会)」による、各種物資やウイルスの抑制剤「アンティジン」の投下も行われているが、報道によれば生存者はほぼ存在しないとされており、核爆弾投下による「浄化」も秒読みの状態となっている。

主人公「クレイン」は「GRE」の雇われエージェント。ハラン市内に存在する極秘書類を回収するため、パラシュートで市に潜入する。

しかし潜入早々、暴力的生存者コミュニティ「ライズ」に襲われるわゾンビに噛まれるわで死にかけるクレイン。「タワー」に拠点を置くコミュニティの人々に救われ一命を取り止めたクレインだったが、抑制剤がないと生きていけない身体になってしまう。

この過酷な世界を生き残るための技術「パルクール」を習得したクレインは、任務遂行のため動き出す。

GREの真意とは、ライズの首領「スレイマン」の企みとは、そして究極の決断を迫られるクレイン、その選択とは!といったストーリーになっております。

 

極限の状況下で生き抗う人々の物語。結局クレインが守りきれたものなんて本当に数少なくて、人間の無力さを感じずにはいられない。

ただそれでも通しきれる人間の意志、意地が確かにそこにあって、遊んでるうちにハラン市やそこに住む人々に愛着がすごく湧いてくる。この作品を遊んでいるとき、確かに僕はハラン市の住人であったのだ。

 

僕の好きなキャラはライズのボス「スレイマン(通称はそのものずばり”ライズ”)」。極度のサディストで敵対者は嬲り殺しにするわ無駄に部下を殺すわでやりたい放題の暴虐の男であり端的に言ってクソ野郎なんだけど、その惨すぎるエゴイストっぷりがある意味潔くて好きだ。

強い者しか生き残れないハランという地においてスレイマンの利己的な生き方は一つの答えではあるんだよな。残酷な世界で「正しさ」を誰も保障してはくれないのだ。

 

これはハラン市に生息しているセミです。

オープンワールドとしてはオーソドックスな作り。ハラン市の各地を巡りながら安全地帯を確保したり、クエストをこなしたり、ゾンビをしばいたりして、神に見放されたこの地で生き抜いていくのだ。

レベル制を採用しており、ゾンビをしばくと「パワーランク」が、街をパルクールで駆け抜けると「スピードランク」が、そして生き残り続ければ「サバイバーランク」が上昇していく。ランクが上昇するとスキルツリーで技を習得していき、出来ることが増えてどんどん楽しくなっていく。

このゲームにおいては攻撃は近接攻撃が基本である。「パワー」で得られる戦闘技術が基本近接だし、銃弾は買うのにお金がかかる、ってのもあるんだけど、一番の理由は「大きな音を立てるとゾンビが寄ってくる」という点である。

銃を撃つと活きの良い元気なゾンビ「バイラル」が湧いてくるので、敵を殺すと敵が増えるっていうわけわからん状態に陥りがちなのだ。その点静音性の高い遠距離武器である弓矢は便利だね。

このゲームではオープンワールドによくある「クイックトラベル」がほぼ存在しないが、不思議と不便は感じない。何故かっていうとこの作品は移動がとにかく楽しくてもはやそれが目的ですらあるのだ。

ゾンビ犇めく街をパルクールで駆け抜けるのは快感である。脳汁でる。さらに「スピード」で得られるフックショットが解禁されると移動がさらに快適になる。クレインくん実は忍者だったりする…?

「サバイバー」は一番上げづらいランクで、なんでかって言うとこれだけ死ぬと経験値が減る。その名の通り生き残ることが重要なわけだ。これにより「死」にリスクがちゃんとあって、世界観も相まって没入感をより高めてくれる要素になっている。

一番わかりやすい上げ方は、定期的に投下される支援物資の回収かな。回収した支援物資をコミュニティに納品することでサバイバーランクを大幅に上げることができるのだ。

ちなみに夜になるとゾンビが活性化し、ハラン市全域が危険地帯になるため、最初のうちは安全地帯で眠って乗りきるのが良いかもしれない。しかしそんな危険な夜を乗り切ると多大なサバイバーランクをGETできるし、パワーやスピードの獲得経験値も倍加するというハイリスクハイリターンの時間帯である。「ボラタイル」と呼ばれるクソ強いゾンビも夜限定で湧くから、挑んでみるのも楽しいかもね。

 

これは武器屋のおじさんです。僕は厚切りジェイソンと呼んでいます。

 

わーーっ!エクスカリバーだ!抜きたくねぇ!ゾンビ刺さってるし!

こういうお遊び要素もあるのが面白いゲームだね。

 

わーーっ!世界がバグった!オープンワールドあるある「バグる」はこのゲームにも存在している…!

これどうなってるのかっていうと、床を透過して世界の下まで落ちちゃったんですね。戻れねぇ!

戻れないしせっかくだから世界の果てまで行ってみようかなーって思って行ってみたんだけど…、結果は予想の斜め上だった。

 

!?

別の世界に飛ばされた。ここどこ!?

 

なんかウンコみたいな生き物が徘徊してるんだけど!なにこいつ!

 

これはゴールのポール…!?

もうお分かりの方もいると思いますが…、そうです!ここスーパーマリオの1-1です!俗に言う「イースターエッグ」ってやつだね。いやー面白いもん見れて良かったなぁ。

 

ゾンビサバイバルゲーとして大満足の一本だった!マルチプレイも盛り上がること間違いなし!僕は弟と一緒に遊んだけどかなり楽しかったね。

面白いのが僕と弟で全然プレイスタイルが違うってとこ。僕は銃弾をケチってひたすら鉄パイプでしばくプレイだったけど、弟はドバドバ銃も使って湧いてきた敵もブチ殺すなかなか爽快なプレイをしていた。人の数だけスタイルがあるゲームだね!

半ばお約束と化してたのが、敵と出会い頭に「こんにちは!!!」って言いながらショットガンをぶっ放す「こんにちはショットガン」。なかなか気持ちが良いのでおすすめです。

ストレスを解消するのに最適な一本。一人でもみんなでも、爽快にゾンビをぶち殺せるぞ!ゴア描写に耐性があるならおすすめ!

 

6380円、プレイ時間約35時間

プレイした日2022/01/19~2022/02/24

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