64、サンシャイン、ギャラクシー。
3Dマリオの歴史を、Nintendo Switchで。
「スーパーマリオ3Dコレクション」とは、2020年のスーパーマリオ35周年記念キャンペーンで展開された、「スーパーマリオ64」、「スーパーマリオサンシャイン」、「スーパーマリオギャラクシー」の三作品を収録したオムニバスタイトルである。現在はキャンペーン終了につき購入不可。
僕がゲームの感想書き始めた理由としては「自分の好きなゲームをブログ見た人に買わせたい」というのがメイン動機なんだけど、このゲームはもう買えないんだよな。
ということで今回は、単純に僕がこのゲームを覚えておきたいから感想を書くということにする。
てことで一作目、「スーパーマリオ64」から。元祖3Dマリオ作品だね。64ビット機のマリオだからマリオ64ね!64作目ではないぞ!64は「なんとか64」ってタイトル多いよね。
幾度となく遊んだ作品だけど改めてプレイ。当然ながらカセット半挿しとかはできないぞ!あとケツワープもないバージョンだ!
スタート画面ではマリオの顔をぐちゃぐちゃにして遊べるぜ!これだけで結構時間潰せる。
ピーチ姫からの招待を受け、ピーチ城へと馳せ参じるマリオ。ルイージは…?ウッキウキでやってきたは良いものの城内の様子はどこかおかしく、そしてどこからか聴こえる宿敵クッパの笑い声…。今回のクッパはお城のパワースターを奪って、絵の中の世界に隠してしまった。マリオは絵の中の世界を冒険してパワースターを探し出し、ピーチ姫を救出するのだ。
ガハハ
コレクション全体の話なんだけど、今回の移植では高解像度化の他にもUI周りのテキストがSwitch用にちゃんと書き直されてるね。クッパも3DスティックじゃなくてLスティックって言うし。
Switch Online+版も遊んだけど、そっちは変更なしなので遊んでみると結構印象が違うね。あとボタンの配置とかも違うので微妙に混乱する。なんとかしてくれ任天堂!
ゲームの世界には「果て」があるのが常なんだけど、今作には「絵の世界」だからという理由付けがあるのが良いね。他の世界と地続きでない世界、ということで箱庭との親和性が高い設定だ。
マリオシリーズ初の3D作品ということで、今回のマリオは3Dスティックをグリグリ回して立体的な世界を冒険する。所謂「箱庭マリオ」作品であり、面クリア型の従来作から箱庭ステージの中にあるパワースターを探すという形式に変更された。
ワールドナンバーは一応あるんだけどどこから行くかは割と自由で、ピーチ城を拠点として各ワールドの絵の中に飛び込む形式。15個ある各ワールドには6+1枚のスターが隠されていて、このスターもどれから取るかだいたい自由。舞台は用意したから好きに遊んでくれい!てな作品ですね。
ナレーションの人が誰かはおいといて、このゲームのスターの合計枚数は実に120枚にも及ぶので結構なボリュームだ。それでいてクリアに必要なのは70枚なので結構余裕があるし、取る順番も自由なのでかなり好きに遊ばせてくれる。難しいとこは飛ばしてしまって後で遊んでもいいのだ。この辺の仕様初心者に優しいよね。
3D黎明期の作品だけあって、3Dゲームを初めて触れるプレイヤーにもわかりやすいように配慮が行き届いてるし、説明も丁寧でわかりやすい。要所要所には看板が配置されていて必要なアクションをちゃんと教えてくれる。(肝心の看板を読む判定が無駄に厳しいのはどうかと思うけどな!何回看板を間違ってパンチしたかわからん。)
3Dでもジャンプアクションの楽しさは健在で、通常のジャンプだけじゃなく派生のジャンプも豊富に存在するのが特徴。GB版ドンキーコングから来てる技が結構多いね。
タイミング良く三回ジャンプして出せる高度の高い「三段ジャンプ」、ダッシュ中にしゃがんでジャンプする「幅跳び」あたりはよく使う。幅跳びの機動性と利便性は抜群で、普通に走るより幅跳びのほうが速かったりする。ヤッフーヤッフー言いながら世界を駆け抜ける爽快感がたまらない。かの有名なバグ技、ケツワープでも有名な技ですね。今作は振動パック対応版準拠でケツワープ使えないけどね!
マリオシリーズといえば敵をやっつけるときはジャンプで踏んづけるのが基本だしもちろんガンガン使っていくゲームなんだけど、3D作品ということで敵を踏んづけるにあたって考慮しないといけない座標の軸が増えて、踏む難易度が結構上がってる。そこでマリオの新アクションとして「パンチ」が追加されている。普通のパンチで戦うマリオはシリーズでも割と珍しいですね。
空中パンチで「ジャンプキック」、ダッシュ空中パンチで「飛び込み」、しゃがみパンチで「足払い」、ダッシュしゃがみパンチで「スライディング」などなど様々な技に派生できるのも面白い。…足払いとスライディングは使う場所全くないのは内緒。
やはり根底に「マリオを動かす面白さ」というのがあるからこそのマリオだよなぁ。3D黎明期にありながらこのクオリティのものをぶっこんでくるのは流石任天堂と言わざるを得ない。操作系統が処女作にして既に完成されている印象なんだよね。後の3Dマリオ作品においても今作の基本操作が踏襲されていくわけで。
2Dマリオでお馴染みの変身要素も健在。空を飛べる「はねマリオ」、透明になって金網をすり抜けられる「とうめいマリオ」、メタルになって無敵&水中歩行できる「メタルマリオ」の3種類。僕のお気に入りははねマリオかなぁ。軌道に癖があるんだけどスピードが乗ってくると非常に気持ちが良い。
ちなみに2Dではダメージを受けるとマリオがパワーダウンしてく形式だったけど、今回は丸いHPゲージに変更された。この辺も後の3Dマリオに踏襲されていくね。ただし今作のみ酸素ゲージとダメージが共有で、どんなダメージも水面から顔を出すだけで全回復するという変な仕様だった。マリオ、お前マーマンか?
クリアにはスター70枚でいいけど120枚全部集めるとクッパのセリフが少し変化する。ちょっとしたサービスですね。
スーパードラゴンにも会えるぞ!出す予定でポリゴンまで作ったけど結局没になったんだとかなんとか。マリオ64-2が出てたら絶対乗れたよなぁ。
ちなみにヨッシーが出るピーチ城の屋根の上には頑張ったら砲台なしでも行けるんだけど、スター120枚集めてないとヨッシーが出るフラグが立たない。まあこれもちょっとしたご褒美要素ですな。
ということではちゃめちゃに面白さが襲い掛かってくるマリオ64。今遊んでも思い出補正抜きに楽しめる。触ってるだけで気持ち良いよなぁ。3Dゲーム界のマイルストーンですよ。
3Dコレクションは配信終了したけど、現在はSwitch Online+の64でも遊べるので、Switchで今から遊ぶならそちらをどうぞ。僕も+版が出てまた遊びなおしたけどやっぱり面白かった。コレクションから1年程度で出たから正直目新しさは全くなかったんだけどそれでもただただ楽しい。名作は何回遊んでも良いんよ。今後も任天堂はなんかの折に今作を復刻すると思うけど、その度にまた遊ぶと思うわ。
ただし+版はコレクション版とボタン配置が違うので注意されたし。(任天堂はコンフィグを頑なにさせてくれない傾向あるよなぁ。)
続きまして…。
「マリオ64」に続く箱庭マリオの二作目、「スーパーマリオサンシャイン」は南国が舞台!水を発射するポンプアクションを引っ提げてマリオが帰ってきたぞ!
高解像度化の他、何気に画面比率がGC版から変更されており、より視界が広く改良されている。元々グラフィックにかなり力が入っている作品なだけにこれは嬉しい点だね。
南の島「ドルピックアイランド」にバカンスにやってきたマリオとピーチ姫、そしてお伴のキノピオ達。ルイージは…?しかし着陸したエアポートには人を飲み込むドロドロした謎のラクガキが…。
新たな相棒「ポンプ」を味方にラクガキを倒したマリオだったが、直後に警官がやってきて連行されてしまう。どうやらラクガキの犯人はマリオそっくりらしいのだ。
そして、島中にラクガキした罪でマリオは裁判にかけられる…。
異議あり!
マリオ裁判始まったな!くらえ!
有 罪
閉廷。
…というとこまでがオープニング。ひでえオープニングだな!
裁判で負けたマリオは刑罰として「島中のラクガキを全て消すこと」を命じられる。そして、それが終わるまでは島を出てはならないとも。
ドルピック島が汚されつくしたことによって、太陽の力「シャイン」は姿を隠し、島は薄闇に覆われてしまっている。シャインを見つけて島に光を取り戻すのだ!そして自分を嵌めた黒幕を倒すんだ!頑張れマリオ!負けるなマリオ!前科がついてしまったけど挫けるなマリオ!
前作の「スター」枠が「シャイン」ね。シャインをゲットしてゲームを進行させていくことになる。シャインの総数は前作のスターと同じで120枚。
マリオを投げ飛ばしてくる悪質な島民も沢山いるけど頑張ろう。ひでえ島だな!
とまあいろんな意味で異色作なサンシャイン。オープニングの時点で癖が強いのよ…。なんだけど、最大の異色要素は「ポンプアクション」。マリオといえば変身だけど今作のマリオはなんと変身しないのだ。ポンプの形態チェンジが実質的な変身要素にあたるね。
形態はいつでもチェンジ可能だけど2種類しか持ち歩きができず、ノーマルノズルは外すことができない。常に「ノーマル/何か」の構成になるね。ホバー/ロケット/ターボはステージのどこかに置いてあるボックスの中に入っているので、それを取ればチェンジ可能。ただしロケット/ターボのボックスは条件を満たさないと解禁されない。
基本形態「ノーマルノズル」は前方に水を噴射!敵を倒したりラクガキを消したり、泥船を漕いだり…。謎解きに使うことも多々。またこれによってTPS的な要素もゲーム性に取り込まれたこともあり、3Dマリオに新しい風を吹き込んだノズルといえる。また「前方を水で濡らして腹滑り」がかなり速く、廃止された「幅跳び」に代わって今作のメイン移動手段となっている。
「ホバーノズル」はノーマルに次ぐ基本のノズルで、ステージ開始時の初期装備はノーマル/ホバーの構成。このノズルで放水すると下側に水を噴射する。噴射中はホバリングが可能で、これがあるだけで空中制動性が大幅に向上する。遠距離の空中移動から足場から転落したときのバックアップまで器用にこなせるノズルである。
「ロケットノズル」は下に水を噴射して大ジャンプができるノズル。この大ジャンプでしか行けない場所や取れないものがいろいろある。また大ジャンプ後にヒップドロップをすることによってスーパーヒップドロップが発動。これでしかぶっ壊せないブロックが存在する。マリオのケツすげぇ…。何気にラストバトルで活用されるノズルでもある。
「ターボノズル」は後ろに水を噴射してスーパーダッシュ!地上でも空中でも気持ちよいご機嫌なノズルである。他のノズルと比べると活躍の機会は多くないんだけど、これを活用するステージはなかなか爽快。またスーパーダッシュでしかぶち破れないドアも存在する。これがマリオのマスターキーです。
ポンプアクションは強力な反面水を消費するため、定期的に水を補給する必要がある。逆に言えば補給させるために必ず周辺に海や川やの水場があるということでもあり、南国だけあっていい感じのロケーションに富んでいる。GCの性能を活かした美しい水の表現は必見。設定とゲーム性とが噛みあっていて非常に良いですね。
また今作では流石に酸素ゲージと体力ゲージが分けられた。周辺に必ず水辺がある本作で64の仕様だと流石に強すぎるからね。
ちなみにポンプ抜きの素のマリオの性能もかなり高く、特にグルグル回ってからジャンプで出せる「回転ジャンプ」はかなりの飛距離を誇る。ポンプアクションの代わりにしゃがみができなくなってるので64の最強技「幅跳び」が使えないのが残念だけど、トータルの性能では64マリオに負けていない。「触ってるだけで楽しい」というマリオの鉄則は今作でも継承されている。
なお「ヒミツ」系ステージなど、マリオがポンプを奪われるシチュエーションも度々あり、素のマリオ力が試されることになる。このタイプのステージは総じて難易度が高め。ホバーノズルに慣れてるとめちゃくちゃ難しく感じるんだよな。穴に落ちるとマリオは死ぬんだよ!
今作ではクリアのために各ステージのEP7まで進める必要があり、苦手なステージがあっても飛ばせないので、ゲームクリアまでのハードルは前作と比べてかなり高い。GCでやった当時に僕が泣きそうになったのはボスがめちゃくちゃ増殖する「マンタ」、急にシューティングが始まる「メカクッパ戦」、とにかく怖い「ウナギの歯磨き」、壁に当たったら即死の「イカの赤コイン」あたり。トラウマ量産ゲーである。
EP8はクリアに必須じゃないけど、その分イジワルなコースが多い印象。ポイハナが犇めく中をスイカ運びさせられたり、ジェットコースターに乗りながら風船割りさせられたり、酸素が有限な深海で動きまくるコインを集めさせられたりね…。
悪ノリみたいなコースも結構多い。ひたすらモンテに投げられるヒミツステージとか、ピンボールの玉になって運ゲーさせられるステージとか、毒の川で枯れた葉っぱに乗って川下りするステージとか…。いろんな意味で「キツい!」ってなるコースがちょくちょく出てくる。
なんかそういうやばいステージも含めて作品の雰囲気になっちゃってる感はあるなぁ。なんというか全体的に毒々しいんだよな、サンシャイン。3Dゲームの過渡期にあってローポリの毒々しさを継承しながらもより鮮烈にしてる感じがある。しかしだからこそ、この作品の空はどこまでも眩しく、海はどこまでも美しく、鮮烈にプレイヤーの目に映るんだと僕は思うなぁ。
またこのゲームをシャイン120枚クリアするにはステージ中に隠されている「青コイン」240枚の収集が不可欠だ。青コイン10枚につきシャイン1枚を交換してくれるタヌキが居やがるのだ。こいつシャイン全体の5分の1持ってますよ!黒幕でしょ!
GC版が出た当時、僕はこの青コインが集めきれず、数枚足りなくてシャイン119枚しか集められなかったなぁ。この青コインの場所もなんだかイジワルなことが多いんですよ!何もないとこに水をかけるとか、砂浜に大量にいる中の特定の敵を踏むとか、ステージの海の端っこのほうに落ちてるとか!
スタルチュラ集めとかコログ集めはほぼ自己満ってことでいいけど、青コインはこれダメでしょ!気持ちよく終わらせてくれよ!
てことで今回再プレイするにあたって、攻略サイト見ながらじっくり集めましたよ!青コイン240枚。昔と比べて攻略見ることに抵抗なくなったんだよね。結構達成感あった。十数年越しに思い出のタイトルをクリアできたのは感無量だなぁ。
ラスボスの入浴中に乱入してラストバトル開始するゲーム、このゲーム以外に知らないよ!あと今作のクッパなんかでかくない?
クッパと本作初登場のクッパJrとの掛け合いは好きなシーン。ここからクッパは悪の魔王だけでなくお父さんキャラにもなったんだよなぁ。…え?コクッパ7人衆…?あいつらはまあ、うん…。(NewマリWiiでは手下設定になっちゃってたね。)
マリオサンシャイン、流石にマリオ64と比べるとやや調整バランスの悪さは感じるけど、独自のアクションとロケーションを楽しめる良い作品に仕上がっていた。高解像度化の恩恵を一番受けてるタイトルじゃないかなぁ。今見ても海が空がとても美しく心に残る作品なんですよ。頃合いを見てまた遊びたいなぁ。
スタッフロールにピーチの貴重な入浴シーンが!僕は見逃さなかったぞ!
そして三作目「スーパーマリオギャラクシー」。僕は今回初見で遊びました。
所謂「箱庭マリオ」、ではなくレール進行の作品であり、探索よりはアクションに寄ってる作風。迷うところもそんなにないので初見の僕としてはかなり遊びやすく感じた。
元はWiiの作品なんだけど、Switchで遊べるように操作系統がしっかり最適化されている。リモコン操作の部分はジャイロorタッチに置き換えられている。
ジャイロかタッチが必須な関係上、据置モードでジャイロないコントローラーでは遊べない。一応注意。
百年に一度だけ開催される「星くず祭」に、ピーチ姫から招待を受けたマリオ。ルイージは…?今回もウキウキでピーチ城にやってきたマリオ。しかし予定調和と言うべきか、招かれざる客人クッパが来襲。今回はピーチ城ごととかいうダイナミックな方法でピーチ姫を攫われてしまう。
気が付いたマリオは「天の扉(ヘブンズドア)」と呼ばれる場所にいて、星の子「チコ」と謎の女性「ロゼッタ」に出会う。チコの力を借りて「スピン」の力を体得したマリオは、クッパを倒すため銀河を股にかけた大冒険をするのだ。
今回のマリオの性能は64マリオの正統進化、強化版って感触。パンチの代わりにゲットしたスピンが強力で、空中で出すとちょっと浮ける上に大胆な軌道変更をも可能としているため、空中制動性が大幅に向上している。攻撃用途においても周囲360度に攻撃判定を出せるため、3D空間上で敵を狙うのが非常に簡単になった。とにかく触ってるだけで楽しい、気持ち良い、というマリオの面白さの基本は健在。
長距離移動できる「ハチマリオ」、大ジャンプできるけど制御が難しい「バネマリオ」など変身要素も豊富でみんな面白い。僕のお気に入りは自由に空中飛行できる「フライングマリオ」かな。カラーリングも黒と赤でかっこよい。出番が少ないのが残念だ。
なんか死んだ目のヨッシーの生首にクリボーが巣食ってるやばい惑星が生まれたんだけど!行きたくねえよこんな星!行くけど!
今作の最大の特徴はステージが小さな「惑星」であること。惑星の中心に向かって重力が発生しているので、大胆なカメラワークも相まってかなり独特のプレイ感覚がある。フィールドが球体だからぐるっと惑星を一周したりもできるね。惑星から惑星へと飛び移るシチュエーションも多々あり、重力の発生源が複数存在することから遊んでて脳が混乱してくる!しかし「重力」を活かしたステージ構成には唸らされたなぁ。ボス戦でも小さな惑星をグルグル回りながら戦うシチュエーションが多い。
僕のお気に入りステージは傾きの検知で遊ぶ「タマコロ」や「サーフィン」。いつもと違う操作を要求されるから難しいんだけど、だんだん慣れて操作をつかんでいくのが楽しい。タマコロのBGMは転がすスピードとシンクロするのも面白い演出だったなぁ。
ストーリーはシリーズ史上で見てもかなり壮大。銀河をかけたマリオとクッパの大バトルである。それになんかループしてるっぽい雰囲気があるんだよなぁ。
ミステリアスな新キャラ「ロゼッタ」の出自も議論を呼びそうな感じ。今でこそマリカやらスマブラやら出演してキャラ崩壊してるけど、マリオシリーズでもかなり特殊なキャラだと思う。本作のロゼッタは絵本の読み聞かせをしてくれるのでぜひ見ておこう。
今作初登場、後にスピンオフも出たキノピオ隊長は行く先々で冒険を協力してくれる。役に立つんだか立たないんだかよくわからないやつだけど、なんやかんや好きなキャラだなぁ。
ケイジ・バーン一族とかいうふざけたキャラも存在。お前64ではそんなキャラじゃなかったろ!とはいえ要所要所で有用な情報を教えてくれる存在ではある。
寒すぎてアイスマリオになったわ!
ちょくちょくオヤジくさいテキストをぶっこんでくるんだよな本作!
そして待望のルイージ登場!なんか変なとこで捕まってるので助けてあげよう。
ルイージを接写できるぜ!最高。
ルイージを助けるとちょくちょく手紙が届くようになる。迷子になったルイージを探してあげよう。
そしてマリオ編を完全クリアすると…?
ルイージ編が遊べるようになる!これを待ってた!最&高ですよ。
基本的にはマリオでやったステージをルイージでもやるだけなんだけど、マリオ2よろしくルイージが独自の性能を持っているのでプレイ感がまた違ってくる。一粒で二度おいしいゲームってわけよ。
基本的にはジャンプが高いけど滑りやすい上級者向けキャラだけどメリットがデメリットを大幅に上回っているので僕の感覚ではほぼ強化マリオだと感じた!ジャンプアクションでジャンプが強かったらそりゃ強いでしょ!という。つええキャラは使ってて気持ちがいいんですよ。
クッパにも宿敵として認めてもらえるルイージ。なんとなくルイージはクッパにめちゃくちゃ舐められてるイメージがあったからこれは嬉しいシーンだなぁ。
そして…。
もう一人の…ルイージ…?
えっ
えっえっ
マリギャラで判明した新事実。
ルイージは二人いる。
三つ子やったんかお前ら。
マリオ編でルイージを救出するシーン、ルイージ編ではマリオ救出に置き換えかな?と思ってたんだけど、ルイージがルイージを助けるとかいうわけわからん状況だった。ルイマンのグーイージでもないし、普通に意思を持って話しかけてくるのがほんとに怖い。もう一人の自分が「やあボク!」とか言って気さくに話しかけてくるのホラーでしかないだろ。
なおこの件に関して作中で特に説明はない。銀河の危機より大問題だろ!説明しろよ!
ダブルイージ!
そしてルイージ編も完全クリアすると…?
製作者からのメッセージと最後のスター!大きな感慨があるなぁ。
マリオ編121枚+ルイージ編121枚でスター合計242枚の大ボリュームである。
マリオギャラクシー、最後までマリオの面白さが詰まってたなぁ。ルイージで遊べるのも最高のファンサービスだった。初見で遊んでみて感じたのは、ギャラクシーは3Dアクション初心者にも遊びやすいように配慮が行き届いてるってことかな。それでいて難しいところはきっちり難しくて歯ごたえもしっかりある。箱庭でないのが最初はちょっと残念に思ってたんだけど、この非常に丁寧なゲームデザインはレール進行だからこそできる調整でもあるんだよな。マリオ初心者から熟練者まで万人におすすめできる良いマリオだった!
「64」、「サンシャイン」、「ギャラクシー」と順番に遊んでみると、3Dマリオの進化を感じることができて非常に良かったなぁ。64は遊んだの何回目だかわからんけどやっぱり面白い。サンシャインは十数年越しに完全クリアできて大きな感慨を得られた。初見で遊んだギャラクシーは遊びやすい作りで楽しめたし、新しいマリオに出会えたという喜びがあった。
3Dコレクション、非常に良い作品だった。もう配信終了してしまったのが残念でならないけど、思い出したら引っ張り出してまた遊びたいなぁ。
マリオとクッパの闘いはこれからも続いていくんだろうなー楽しみだなー!えっ、タタンガ…?これから出番あるかなぁ…。
7128円(現在は購入不可)、プレイ時間約60時間
プレイした日2020/09/18~2020/10/19