人生初ポリーです。
「モノポリー for Nintendo Switch」とは、名作クラシックボードゲーム「モノポリー」のSwitch版である。
「いただきストリート」は好きなんだけど、元ネタの本作は遊んだことなかったんだよな。UBIセールが来たのでせっかくだから遊んでみたけど、なかなか面白かったね!
逆転要素とプレイヤー介入要素が薄く、初動でほぼ決まっちゃう感じがあってかなり人を選ぶ雰囲気は感じるんだけども、交渉が楽しいしすごろく系としてしっかり作ってある感じもあって、ちゃんと面白い作品だと思えたな。
動作が重いのはやや残念かな。なんかキーを入れたときじゃなくて離したときに反応するタイミングがあるんだよな。
UBIなのでラビッツエディションでも遊べるぞ!「マリオ+ラビッツ」好きなので嬉しい。
資産を運用していくタイプのゲームなんだけど、相手を全員破産させたら勝ちのデスゲームである。こええな!
まあ実際にはほぼ勝敗が決したらその後はずっと消化試合になるので、ある程度見たところで降参したほうが良いね。降参したほうが良かった。
ちなみに勝利条件はクラシックルールの他、ある程度資産が貯まったら勝ちにしたり、独占エリアX個で勝ちにしたりとある程度自由に選択できる。
序盤はボードをクルクル周回してサラリーを受け取りつつ土地をどんどん買収していくのがセオリーになる。自分の土地に誰かが止まるとお金を貰える他、中盤の交渉材料にもなるので基本的には取り得だ。
要注意(つってもサイコロ次第なんだけどね)なのが「刑務所」。ゾロ目が出るまで拘束されるので、序盤にブチ込まれると発狂しそうになるぞ。
中盤はボードとの睨めっこだが、上に出るテロップがボードに被るというアバンギャルドなインターフェースだ!テストプレイしてくれ!
中盤戦は序盤に取った土地を交渉材料に交渉合戦。「独占」エリアを作っていくのが目標になるぞ。自分から交渉するならそれなりに譲歩が必要だし、逆に相手から仕掛けてきたなら値段をつり上げても良い。この辺の駆け引きに面白さが詰まってるなぁ。
土地には個性があって、位置が良い、威力が高い、レベルを上げやすいなど利点は様々あるので、その辺も加味した値段設定を意識すると良いね。
エリアを独占すると、お金を払って土地のレベルを上げて、相手が止まったときの徴収額を増やすことができる。資産を増やすゲームというよりは相手を殺すゲームなので、勝つためにはそれなりの武器を用意する必要があるのだ。
サイコロ2個の中央値は7なので相手の7マス先のレベルを上げてみる、とかなるべくいろいろ考えて少しでも勝率を上げていくのが勝つ上でも楽しむ上でも重要だ。そういう小賢しいこと考えるのが楽しいんだよなぁ。
ボードが地雷原と化す終盤戦では、「刑務所」がむしろ爆アドになる。ゾロ目さえ出なければ動かなくていいので、自分はリスクを回避しつつ相手が自分の土地を踏むのをのんびり待つことができる。刑務所で私腹を肥やすとか完全に悪役ムーブでは…?
終盤は「刑務所いいなー!」とか「俺も刑務所行きたい!」とかいったやばいワードが飛び交うやばいゲームになります。
相手を全員破産させたら勝ちだけど、徐々に弱ってくので実際にはもっと早く勝利が見える。だいたい勝敗が見えたら降参、でも良いと思うな。
オンライン対戦プレイはなんだか動作が不安定な感じがあり、急に動かなくなったりしてゲームと関係ないとこで冷や冷やさせられたりもしたんだけど、まあなんだかんだ値段なりには楽しめたかな…。
だいたい初動で決まるやべぇバランスも込みで楽しめる人向けですね!交渉要素がある作品はそういうパワフルな調整しても許される感じがある。
良くも悪くも「交渉」に面白さが集中してる作品なので人と遊んでなんぼだと思うな。一緒に遊ぶ人がいるなら、おすすめ、かな!
5280円、プレイ時間約3時間
プレイした日2022/03/26~2022/03/27