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遊んだゲームの感想なんかを書き残していこうかと思っています

「GO HOME」紹介

アングラの風を感じた。

 

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GO HOMEとは2000年代日本の住宅街を舞台にしたノスタルジックホラーアクションゲームである(公式)。Vtuberの市松寿ゞ謡氏が制作。

愉快で不条理でアングラめいた奇観と、ぶっちゃけ理不尽なんだけど進めなくもない絶妙なゲームバランス、そして何よりサイケな色感の中に感じる何か不思議なノスタルジーが特徴のオンリーワンな一作である。

 

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主人公は7歳の鈴木モザイ子ちゃん。家に帰るために頑張ります。

 

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ゲーム序盤においては↑画像の不審者から逃げつつ帰宅することが目標となる。しかしこの不審者、索敵能力が異様に高い上に足が速いので正攻法では逃げることもままならない。そこで活躍するのがマンホールである。

 

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常識だよな!

このゲームのマンホールは踏むとテレポートができるのだ。よってマンホールでテレポートしまくりながら追っ手をかいくぐり自宅を目指すのが基本戦略となる。

ただ自宅に侵入するためには二重三重の初見殺しを乗り越えないといけないので普通にやってたら詰むかもしれん…。ので一応攻略情報を載せときます。

※ネタバレ攻略「普通に正面から帰宅すると謎の自殺に巻き込まれてゲームオーバーになってしまう。マンションに潜入するためにはマンション裏のマンホールからワープする必要がある。ただし直前に不審者がスポーンするので一度撒いてから再訪しないといけない。

 

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ゲーム終盤においてはカオスが極まってわけのわからない様相となる。電子ドラッグだこれ!

 

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頭がおかしくなりそうだ。

ラストシーンは鮮烈で、かつてそこで暮らしていたかのような、あるいはもう戻れない子供時代の感性をふと思い出すような、奇妙なノスタルジーを感じさせる。

 

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なんと自宅ではミニゲームも遊べてしまう。GBAにこんなゲームねえよ!

2Dアクションゲームなんだけどやたらと慣性が強くて難しい。敵なのかなんなのかよくわからんオブジェクトにまみれていて本編に負けず劣らずのカオス。一見の価値ありね。

 

ホラーというよりは愉快なアングラと言ったほうが実態に近いかもしれないゲーム。不条理と混沌、意味不明の事象の数々。唯一無二の体験が楽しめるゲームだと思います。おすすめ。

 

1990円、プレイ時間約4時間

プレイした日2021/07/15

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