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遊んだゲームの感想なんかを書き残していこうかと思っています

「意味がわかると怖いミステリー」紹介

あなたはこの話の意味が分かりますか?

イラストに隠された恐怖の真相を解き明かしてください

 

意味がわからないし、怖くもないし、多分ミステリーでもない。

「意味がわかると怖いミステリー」とは、カニバリズムである。

ジャンル的には「イラストクイズゲーム」でいいのかな?

一部で有名なメーカー「東京通信」の記念すべきSwitch初配信タイトル。スマホのやつをそのまま持ってきた感じだね。

一目見て、これはもう絶対好きなやつだわ!となり購入。後悔はしていない!

ではこのブログを見てくれてる人にも早速一問やってもらおうか!

 

これもうオチ見えてない!?カニバリズムだよね!?大丈夫!?

問題は全部で60問!多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだが、ずっとやってるとだんだん胃がもたれてくるのは確かだ!東京通信が本気を出せば僕の胃なぞズタズタにできるのである。

後に2問減る

 

絵が1枚とクイズが4つで問題1セット。クイズ1の正解を虫眼鏡で選択すればクイズ2に進めて、クイズ3、4と最後まで正解すればクリアね。不正解でも特にペナルティはないのであんまり気負わずに遊べるね。

絵は一切変わらないから、最初からオチが見えてることもしばしばだ。というかオチが見えてることのほうが多いから気にしちゃだめだ。

 

見事正解すれば友情出演の貞子がお出迎え。正解感がない!

60問×4クイズなので240回はお目にかかることになるぞ!あまりにも頻繁なので怖いっていうか気まずい。ホラーってそういう意味じゃないだろ。

 

ちなみに不正解は謎のおっさんだ。

このゲームで不正解することのほうが珍しいから若干レアキャラである。

 

オチ見えてるだろこれ!犬神家してるやついるだろ!後ろに!またカニバリズムだし!

このゲームの致命的に噛み合ってないとこは、イラストのインパクトが全てなのにそこから絵が一切変わらずにクイズを4問やらされる点。

最初からオチが見えてんのになかなかそこに触らせてくれない!どんな問題だろーとクイズは4問という縛りがあるので、どうでもいい部分で2~3ターン消化させられることが多々。

 

このゲームで必要になる場面があるとは思えないけど、一応ヒント機能もあるのでお子様にも安心だ。安心か?

しかしどのヒントも投げやりなものばっかでヒントになってないものも多々。確かにやばいやついるけどさぁ…。

しかし雑なヒントがだんだん癖になってきて、ヒントを読むのが楽しみになってる自分がいるのもまた事実だった…。

 

ちなみにインコの名前は「ピースケサンタマリア」、略してピンタマだ。

変な名前つけといて略すな。誰がわかるんだ。ピースケでいいだろ。

というか「ピースケ」の部分からは「ピ」を取っといて、なんで「サンタマリア」から取るのが「ンタマ」なんだ。おかしいだろ。「ンタマ」を抽出できる文字なんてサンタマリアかキンタマくらいだろ。

 

ちょくちょく雑なパロディが挟まるのもなんなんだ。絶対荒川弘認知してないでしょ!ニーナとアレキサンダーどこ行ったんだよ!というか東京通信の倫理観もどこ行ったんだ。

 

タイトルでなんか中身がだいたい予想できてしまうのもどうなんだ。

「お味はいかが?」カニバリズムだろ!

「極上のステーキ」カニバリズムだろ!

「アフリカの民族」…多分カニバリズムだろ!

「変態さん」だけまあ変態なんだろうなって感じはするけど他はカニバリズムだろ!1/4の純情な変態さんと3/4のカニバリズムだろ!

しかもアプデで問題数が60問から58問に減った弊害で、総問題数が58なのに画面のスクロールが60のときのままだから問題リストを下に送れば送るほど画面がズレてくる。せめてテストプレイしてくれ!

ていうかアプデで問題数減るってなんなんだ。なんかあったんだろうな。荒川弘に怒られたわけではなさそうだけどな。

アプデでユーザーが得たものが何一つないのがなんとも…。

 

シュールギャグとして見るなら正直面白いんだけど、だんだん精神が摩耗していくので一人でやるのはおすすめしない。

やるならスクリーンの大画面で親戚一同揃って遊んでください。

末代までの恥なのでやっぱやめてください。

正直ね、「どうしようもない」か「ある」かで言ったらどう考えても「ない」よりのゲームなんだけどね、ちょっと考えてみてください。

ゲームって「面白い」か「面白くない」かじゃないですか?…このゲーム、面白くないですか…?

個人的にはとても楽しめましたよこのゲーム!おすすめだよ!もっとこういうわけわかんないゲーム出してくれ東京通信。

「意味怖」「ミステリー」を期待して買うと、何これ…?てなると思うけど、ちょっと想像してみてください、このゲームが発売されるまでの過程を。東京通信社内でのミーティングの様子を。じわじわ怖くなってきませんか…?

このゲームが発売されたこと、それこそが本当のミステリーだったんですね。

 

では最後に…。

貞子さん!このゲーム買うのは正解ですか!?

 

そっか…。

 

980円、プレイ時間約5時間

プレイした日2022/07/18~2022/10/05

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