メイドといえば鉄球!
メイドさんを右にミ☆は悪魔城パロゲーにして古き良き同人アクションゲームである。タイトルはゲーメストの誤植ネタだしゲーム内でもくお~!!ぶつかる~とか言う。
ストーリーは某ヴァンパイアハンターにドラキュラの討伐を依頼したら何故か鉄球持ったメイドさんが来ましたというもの。なんだそれ。
特徴は鉄球を活かしたアクションでこれがとにかく爽快。重たい感触で敵をゴリゴリしばくだけでも楽しいし敵の弾を潰せるので防御的にも活用できる。鉄球を頭上でぐるぐる回して溜めてから打つとさらに強力で気持ちよくなれるぞ。この鉄球ぐるぐる状態がキモで、頭上からの攻撃を弾くのに使ったり、滞空時間が伸びるのでギリジャンするときに使ったりできる。シンプルなアクションに様々な使い道を持たせているのが面白い。やっぱりメイドさんはすごい。
ステージ構成はやや難解で、メイドさんを右にミ☆という割には鍵を探して左にも上にも下にもウロウロさせられる構成。鍵を使う順番も重要で間違えると詰むとかザラ。死んで覚えろや!!!と言わんばかりである。死んで覚えてください。一応救済措置でショップで鍵買えたりもするんだけど割高なのでやっぱ死んで覚えたほうが早いわ。
全体的にすごく意地悪なゲームであり、無敵時間がなくハメ殺されるとかダメージのノックバックで穴に落ちて死ぬとかはしょっちゅう。あとうんこに触れると死ぬ。見えない足場やら見えない穴やらひどいトラップも多く、一番やばいと思ったのはリトライポイントが落とし穴で即死のところで、リトライしてもそこからスタートだからまた落ちて死んで残機全部吐かされてゲームオーバー。
…とまあ良くも悪くも同人ノリ、古き良き作者とのしばきあいゲームですね。
しかしそういったやばいアクションゲームのあるあるてんこ盛りなのにめちゃくちゃ面白いのがすごい。奇跡的なバランスの上に成り立っているゲームだと思う。
ボスとの戦闘前会話があるんだけどぶっちゃけ電波。ちょっとなに言ってるかわからないですね…。ちなみに主人公・ボス・ラスボスを全部同じ声優さんがやってるので一人芝居状態。一聴の価値あり。
また二週目は声優さんが男性になる謎の要素がある。かわいい絵柄のキャラが野太い声でしゃべるのが面白すぎるのでこれも必聴。
ということで同人アクションゲームが大好きな方には絶対おすすめの作品。バランスがやべーところもあるけどそういうとこもひっくるめて味だなぁ。
1980円、プレイ時間約8時間
プレイした日2021/06/10~2021/06/17