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遊んだゲームの感想なんかを書き残していこうかと思っています

「グーの惑星」紹介

ネバネバの生物「グー」を操り
さまざまなミッションに挑む物理アクションパズル

 

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「グーの惑星」とは、物理演算を使用した名作パズルゲームである。元々Wiiで出てたやつだね。Switch版はフライハイワークスが販売担当。

僕はどちらかというとロジックパズルが好きなタイプで、物理演算パズル特有の解法のファジーさであったりとか素早い操作が求められる局面とかがむしろ苦手としているんだけど、今作に限っては素直に楽しめた感じだ。

全体的にステージのコンセプトが明確でありすっきりする解法が必ずあるのが良い。それでいてプレイヤーの介入余地が豊富であり、創造と閃きを形にさせてくれる確かな土壌が感じられた。職人技的に作られた完成度の高さが光る作品である。

 

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不思議なねばねば生物「グー」を導いてゴールまで辿り着かせるのが目的のパズルゲーム。JOY-CONでも遊べるけどタッチ操作のほうが遊びやすかったかな。

基本動作は「グーを配置していく」ことなんだけど、最大の特徴は「近くのグー同士はくっつく」ということ。さながらシナプス結合の如く。これを利用してグーの集合体を形成しゴールまでの足掛かりを作るのだ。

重要なのはグーたちは重力の影響を受けるということ。橋を掛けるなら土台を強くしないとすぐ落ちちゃうし、タワーを作っても不安定ならすぐふにゃってしまう。その辺考えながらグーを配置していくゲームだね。

ゴールに到達すると、余ったグーがジューサーに入れられてジュースになる。グロし!なるべく少ないグーでクリアしたほうがクリア時のジュースが増えてより良いといった感じ。

ステージごとにコンセプトがしっかりしてる作品であり、ギミックも豊富。風船で浮かせてバランスを取るステージや、よだれのグーをぶら下げていくステージ、ステージ自体が回転しているステージなどなど豊富なシチュエーションを楽しめる。

クリアする度に「俺実は天才なんじゃないか…?」と思わせてくれるパズルです。作った人は天才だと思う。

 

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なんか終盤は世界がやばいことになる。ていうかここのゲームだいたい世界がやばいことになる気がする!ところどころ黒さを感じる作品である。ヒューマンリソースマシーンよりはましだけど!まあ物理演算パズルを楽しむゲームだからそんなに気にしなくても良いとは思うけども。

可愛いっちゃ可愛いんだけど同時にどこかグロテスクでもあるビジュアルもなんだか好みが分かれそうだ。僕は好き。

個人的に、パズルには「考えるやつ」と「考えなくていいやつ(ルーチンで解けるやつ)」があって、そのどちらにも良さがあると思うんだけど、この作品は前者の「考えるパズル」が極まった作品だと思う。

物理演算だからこその柔軟性と巧みなステージデザインの妙で脳を気持ちよく解してくれる作品である。すっきりしたい人におすすめ!

 

1000円、プレイ時間約5時間

プレイした日2018/12/27~2019/02/18

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