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遊んだゲームの感想なんかを書き残していこうかと思っています

「Strange Telephone」紹介

298万5984の奇妙な世界を巡る。

 

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「Strange Telephone」とは少女と電話機が奇妙な世界を旅するADVである。テキストによる説明よりもむしろ、体験を得られるタイプの作品。肌で感じるゲームである。

 

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主人公の少女「ジル」は不思議な空間で目を覚ます。電話機の「グラハム」と共に奇妙な世界を巡り、空間からの脱出を目指すのだ。

 

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鍵を握るのは「電話」システム。6ケタの数字を入力すると対応する数字の世界に行けるというシステムで、その世界は1つ違いの世界と繋がっている。例えば「555555」の世界の隣には「555554」の世界と「555556」の世界があって足で行くことができる。

数字は0~9に*と♯を足した12種、それを6桁だから12の6乗、実に298万5984もの世界がある。とは言っても、「いくつかあるパターンからどれかが出る」、「フラグ管理も同パターンなら共有される」、という性質があるため、数字よりは広さはない。どちらかというと脱出ゲームみたいに持ってるアイテムをやりくりしていくゲームね。

 

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一応「番号なになにの世界へ行く」みたいなギミックには活かされてる。公式チャンネルの動画なども要チェック。この謎解きは現実に浸食する…!

 

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ということで基本的には脱出ゲームなんだけど、最初は世界を正しく認識することさえままならない。太陽のランタンで照らす必要があるのだ。ランタン持って奇妙な世界を進む感じがまたたまらない。

 

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どこで何を使うのか。何が必要なのか。いろいろ試してみるのが楽しい。オブジェクトにいろんなアイテムを使ってみて反応を楽しむのも一興である。

 

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エンディングはマルチで結構な数ある。このエンディングを集めるというのが大きな目標になるかな。

 

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描かれる世界は不思議で、少し不気味で、しかし確かに温かなタッチで。

世界は決して広くはないけど、一人の人間の居場所は確かに何処かにはあって。

奇妙な世界を渡り歩く少女と電話の物語。おすすめです。

 

980円、プレイ時間約3時間

プレイした日2019/11/08~2019/11/11

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