デーモンに栄光あれ!
ダンジョンウォーフェアとは目と耳に心地よいTD(タワーディフェンス)の名作タイトルである。
タワーディフェンスはリアルタイムストラテジーの一種で、キャラクターやトラップを配置して拠点を守るジャンルのゲームね。僕は東方二次創作ゲームの「ぱちゅコン」にハマったくらいしか経験がなかったんだけど、このゲームもかなりの中毒性で夢中になってしまった。気付いたら時間が吹き飛んでるタイプのゲーム。危険、危険ですよ!
スタンダードなタワーディフェンスの本作。ダンジョンの主となって、迫りくる冒険者の群れを血祭りにあげていくのだ。
とにかく敵の物量がやばい。この冒険者の軍団をトラップで溶かしていくのがとにかく気持ちいいゲーム。
矢を放つダートトラップ、下から突き刺すスパイクトラップはもちろん、穴に突き落としたり電撃を放ったりデーモンを召喚したりやりたい放題できる。
トラップの組み合わせを考えるのが楽しく、例えば僕のお気に入りはダートトラップを育ててノックバック効果を付与し、スライム床で足を奪って進めなくさせる絶対鉄壁戦法とかね。自分だけの組み合わせを探そう。
特に重要なトラップが「バリケード」。道を塞ぐことで敵の通行路を一本化するために使うのが基本なんだけど、地形によっては所謂ジャグリング(道を塞いだり戻したりして敵を行ったり来たりさせるテクニック)に使えて有用。またバリケードを配置する際に下にいる敵を全員プチっと潰せるのも非常に気持ちが良い。ギリギリまで引き付けて沢山潰そう。
ステージクリアしたらボナースを貰って次のステージへ。(ボナースって何)40くらいステージがあるのでボリュームは十分でたっぷり楽しめるぞ。
ただこのゲーム、終盤になると難易度がかなり上がるので詰まってしまうこともある。というのも獲得経験値の仕様が「ハイスコア-過去のハイスコア」、つまりスコアの更新分しか経験値にならないため、稼げる経験値に限りがあるのだ。
そういうときに役立つのが「ルーン」システム。敵が強くなる、ライフが1になるなど所謂縛りプレイなんだけど、これを使うとスコアに倍率補正がかかる。つまり縛りプレイ状態で序盤のステージをクリアすることで経験値を稼げるようになっている。もちろん歯ごたえを求めて縛りながら戦っていくことも可能。縛れば縛るほど強くなれる!強くなればなるほどよりきつい縛りに挑める!という絶妙のバランスがこのゲームを面白くさせている。強くなるほど強くなれるぞ(?)。
肉汁の流がれ連続殺害!などよくわからないコンボ名が表示されるのもなんだか楽しい。ジューシィ…。
とにかく快感の塊のようなゲームで、敵が溶けると脳も溶けていく。
定期的にバゲーンしてるタイトルでもあるので見かけたら買っておくと吉。ボナースを得られるぞ。おすすめ。
990円、プレイ時間約40時間
プレイした日2021/05/06~2021/06/16